鰻を食べた。
先週、神社にお参りに行ったときは、
霞ヶ浦を通りかかった。
しかし、土用の丑の日が近いにもかかわらず、
鰻は食べずじまいで幌を全開にして車を飛ばしていた。
霞ヶ浦のほとりでは、
キラキラした水面(みなも)を背景に、
モンペを着た、
客引きの婆さまが、
舟遊びを誘って手のひらをヒラヒラと素早く手招きしていた。
何か、その姿に「コワイ」ものを感じたのだが、
鰻が食べられるのなら、
行ってもよかったのかとも思う。
オフィスにいるときは、
ランチタイム近くになると、
軽くストレッチをしてから、
スタバへアイスコーヒーを買いに行く。
今日はそのおりに、
オフィスビルの下にある、
鰻屋に目がとまった。
15分ほどで、
大盛りにしてもらった食事を終えると、
店を後にし、熱気の中に出た。
気のせいか、あまり不快な暑さは感じなかった。
まさか、一瞬で精がついた訳でもあるまいが……。
霞ヶ浦の婆さまの姿が、
脳裏をよぎり、
急いで打ち消しつつスタバへ向かった。
*タイトル
万葉集に「石麻呂に吾もの申す夏痩せに吉しと云うものぞむなぎ武奈伎とり召せ=大伴家持」という句があるように、うなぎは夏に欠かせない食として奈良時代から食べられていたようです。
特に、土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのは、江戸中期の学者・平賀源内が、ひいきのうなぎ屋に看板を書いたのがはじまりだといわれています。
「土用」は年に4回あり、立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前18日を指します。特に立秋までの干支の「丑」の日が、いわゆる「土用の丑の日」です。
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